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2016年 10月 09日
前回、アトリエの中で子どもが自分の感情を「見える化」する事で、
気持ちを落ち着かせている、とお話しました。 そして最後に、 感情の「見える化」創作はアトリエだけではない、とお話し、終わりました。 今日はその続きです。 こどもが家に帰ってきて、夕食までのひとときなど、 黙々と絵を描いている事はありませんか? この場合の「絵」は、学校などで描くテーマが決まった「絵」ではなく、 大人から見て、いたずら描きような、自由な絵です。 (こどもは決していたずら描きなんて思ってません!) 声を掛けても気がつかないくらい集中して、どっぷりハマって描いている事もあります。 また、小学校低学年の子ども達は、学校に自由帳を持っていき、 そこに好きな絵を描いている事があります。(学校や地域にもよりますが) どの時も、 物語の1場面や、キャラクター、迷路や、オリジナルのキャラ、文字等表現は様々。 のぞいてみると、隠したり、「見ないで!」と言われたり。 先月、 私が理事を務める「NPO法人シャイニングスター」主催のワークショップで、 この自由画にスポットを当てたワークショプをしました。 なぜなら、子ども達が好きな時間に好きなように描く自由画の中にはこども達の「今の気持ち」が満載だからです。 それを少しでも、お子さんに関わる大人の方に知って頂きたいと思い企画しました。 こども達の絵の中には、可愛い女の子、大好きなキャラや食べ物だけでなく、 ドキッとするような(傷のある人や動物の絵や、戦いの絵等)表現や、文字や記号の羅列等 見ている大人が不安になる表現もしばしばあります。 アトリエや、学校などで描かれる自由画や自由帳の絵を、 描いている状況と合わせて見ていると、 こどもたちは、自分の中で処理しきれない気持ち(感情)を表現しています。 ずうっと習いたかった、ピアノやバレエ、スポーツ等が習えるようになって、 嬉しくてうれしくてしょうが無い気持ちを、絵に描いたり、 もう少し計算がやりたいのに、算数の時間が終わってしまったから、計算問題をたくさん書いたり。 もっと難しい漢字を書ける事をアピールしたり。 また、 ゲームやテレビで刺激の強い場面を見て、不安で怖い気持ちを表現したり。 不安に感じたニュースや出来事を表現したり。 こどもは、 心の中にあるコップがある気持ち(感情)でいっぱいになると、 それを表に現します(まさに表現!) 自由画は、心の中のいっぱいになった気持ち(感情)を表現しているのです。 そして、コップを空にして、スッキリして初めて、新しい感情を受け入れられるのです。 では、表現した絵を見た大人は何をすれば良いのでしょうか。 その点を次回、お話します。
by art-ist-tutti
| 2016-10-09 12:39
| こどものアトリエTutti
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