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2016年 09月 30日
アトリエで高学年の子ども達と接していると、 自分の感情をコントロールしつつ、 湧きあがって来るイライラやモヤモヤをどう処理するか 悩んでいる姿に出会います。 心ここにあらず、ただ粘土をこねてみたり 怒りを釘打ちにぶつけてみたり・・・ 表現は様々です。 先月(9月)のアトリエで、偶然にも2人の小学5年生の男の子が 似たような創作をしました。 H君は 周囲へのイライラを 「変な顔シール」を作る事で解消して行きました。 相手がこう言う顔をして見えたのか、 自分が怖い顔をして相手を威嚇しているのか。 しかし、怖い顔を描いているつもりが、 「変な顔」に見えてきて 後半は楽しんで描いていました。 どの表情も、自分の内面から湧き出てきたものです。 (本人は意識していませんが) 怒りの表情は、笑えるの表情へ変わっていきました。 K君は イライラの感情を家族に伝えるために 気持ちを書いたマグネットを作りました。 言葉で言いたくないので、イライラしたらこれを冷蔵庫に貼るそうです。 でも、 たくさんイライラ(不満)があったはずなのに・・・ すぐ書けた不満は2つ。 勉強と掃除だけ・・・ 残りは「たくさんあるんだ」という気持ちを埋めるために、 周りに聞いたり、イライラを絞り出して?書いていました。 書いてみて、 すっごくあった(ハズの)イライラが少ないことに気がついたK君。 「意外と少ないんだ・・・」 モヤモヤやイライラを 作品にし、 「見える化」すると、 怒りくるった顔が変顔に見えて笑えたり、 原因が1,2個だったり。 「たいしたことないじゃん!」と 思えるようになった2人。 アトリエでは こども達が、感情を作品にしていきます。 幼児や低学年の子どもたちは、表現することでスッキリし、 表情も明るくなります。 高学年になると、 自分の作品から気が付く事ができるようになり、 アトリエを気持ちを整理する場として、 「使う」様になります。 おうちでもアトリエと同じ様な事をこどもはしています。 詳しくは【感情を「見える化」する場所2】でお話します。
by art-ist-tutti
| 2016-09-30 19:42
| こどものアトリエTutti
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