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2016年 05月 22日
時々、アトリエでは不思議な現象が起こります。
はじめに言っておきますが・・・ 物が動くとか、増えるとかではありません。 クラスがいくつかありますが、 同じクラスの中だけだなく、 クラス、年齢、性別を超えて 時期を同じくして、同じものを創りだします。 何年か前は「迷路」 色んな「迷路」がクラスを超えて、年齢を超えて創られました。 今回は・・・ ユニット折り紙。 3学期の終わりから、新学期にかけて、今も創っています。 年長さんから小学校4年生まで。 クラスを超えて、男女問わず。 ユニット折り紙とは 同じ形の折り紙を3~30枚以上折って組み合わせて 三角錐、立方体、はたまた20面体等を創っていきます。 同じものを複数枚折るにも時間がかかり、根気がいります。 また、出来上がったパーツを組み合わせて行くのも 本を見ながら正確にしないと形にならないので、 図を読みとる力が必要です。 根気のいる作業を何故この時期に、好んで行うのでしょう? 皆さんも 気持ちが落ち着かなかったり、 あまり考えたくなかったり、 そんな時、単純作業に没頭したくありませんか? こども達も一緒です。 3月、4月は卒業、進級、入学等こども達にとっても環境が大きく変わります。 不安な気持ち、 落ち着かない気持ちを 折り紙を折る事で落ち着かせているのだと思います。 何枚も同じ形を折る事で、気持ちを落ち着かせ、 パーツを折り上げると、 自分のやった作業が目に見えてわかり、 組み合わせて形にした時の達成感は自信になります。 あまりにも枚数が多く、挫折しそうになると、私に「手伝って~」トSOSをしてきます。 その時は、いくつか決めて、ちょっとお手伝い。 組合せも、お手伝いをしますが、出来た!という気持ちが持てるようにサポートします。 「自分は出来る!出来た!」 自己肯定感を積み重ねて、新しい世界へ飛び出そうとしています。 新しい環境を乗り越えていくための手段の一つとして 折り紙という画材がこども達の気持ちに合ったのだと思います。 今、90枚のユニット折り紙に挑戦している子がいます。 時間を掛けて、最後までやり遂げようと言う気持ちを 応援したいと思います。 ユニット折り紙の作品
by art-ist-tutti
| 2016-05-22 15:59
| こどものアトリエTutti
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