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2015年 11月 25日
ある日のアトリエの出来事。
こどもを送りに来たお母さんが 「今日、(子供が)荒れてて、すっごく大変です。今日だけでなく最近・・・」 と、こどもに聞かれないようにそっと教えてくれました。 確かに、聞こえてくる言葉がトゲトゲしています。 行動もイライラぎみ 学校で思うようにいかない事が続いた見たい。 私は、どうなるかなぁ・・・と思いながらこどもの側に行きました。 「まずは毒ジュースを作る」 なるほど、先ずは心の澱を出さないとね。 コップに色々な絵の具を出して濁った色を作っていきます。 「次はアイス、粘土たくさん使おう」 うんうん、満たされない気持ちを埋めていこうとしているのかな? お皿にアイス(粘土)を乗せて、その周りにトッピングをします。 最後にソース、と言って絵の具を入れ物から直接粘土にかけていきます。 プッシュ―ッと空気が抜ける音が出るまで絞り出します。 「なくなっちゃたから、足して」 と、私にカラの絵の具の容器を渡します。 そうだね、たくさん自分の気持ちを吐き出さないとね。 一連の発散作業が終わると、 「箱、大きい箱、ダンボールが欲しいんだけど」 今度は何だろう・・・? 「ジオラマが作りたいんだ」 気持ちに合う箱を見つけ、その上に粘土を敷き詰めていきます。 「ねえ、手伝って」 と私にSOS それから、私は一緒にジオラマを作りました なるべくこどもの要求に応えようと、 本人の話を何度も聞きながら、意向を確認し、パーツを切ったり、貼ったり お手伝いをしました。 すると、段々と子供の表情が穏やかになっていきました。 と同時に集中力もアップ、時間を見ながら創作を進め、 そして!ついに、素敵なジオラマの完成!!! 橋やトンネル、池もあります、黒いのは線路、電車が走っています。 一緒に作りながら、段々穏やかになっていくこどもの表情を見て、 何かを一緒に作りながら、 話しを丁寧に聞く事、 あくまでもこども主体で事を進める、 その事がいかに大切かを再認識ました。 こどもの気持ちに寄りそう。 今回、作品の写真を取った後、 最初に作った「毒ジュース」は、洗面所に流して帰りました。 いままで、そう言う事が無く、ペットボトルに入れて持ち帰っていたので、 驚いたのと同時に、アトリエの中で、自分の気持ちの整理し、次の目標が決まったからこそ、 要らなくなったんだなと感じました。 アトリエの大切なところを再認識した時間でした。
by art-ist-tutti
| 2015-11-25 00:35
| こどものアトリエTutti
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