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2017年 03月 14日
アトリエ以外で創作のお手伝いをする事があります。 創作している姿は、 どの子も生き生きとしています。 そんなこども達から 信じられない言葉を聞き、 ずっと頭の中でその事について考えるうちに、 親子のチョットしたすれ違いが原因では?と思うことが見えてきました。 ある日、Aちゃんは、 作品を早々と作り上げ、完成!と私のところに来ました。 本人の気持ちを大切にしたいので、そのまま受け取ってもよいのですが、 本人も気持ちが決まっていない場合もあるので、 「このままで良いかな?」 と、一応確認します。 Aちゃん「もう、いい」 私「紙を貼ったり、ペンや絵の具で描き加えたりできるけどいい?」 と、聞いた後、返ってきた言葉は・・・ 「だって、作ったって直ぐに捨てられちゃうもん」 私は一瞬、耳を疑いました。 聞けば、大きい作品は直ぐに❌ この前に作った作品はまだあると思うけど・・・ いずれは…との事。 Aちゃんはとても賢く、理解力もあります。 でも、ちょっと自信なさげ。 創作を見ているとわかります。 だから、あえて、もう少し表現をたしてみたら、と 言ってみました。 Aちゃんの言葉を聞いた直後は、ショックでしたが、 納得したところも。 それは。。。 子どもは 自分がやったことに対して、 純粋に「いいね!」と言われた体験をつみかさねて、自信につなげていきます。 少ないと、 何をするのも、踏み出しにくく、ちょっと自信なさげになります。 時々、大人は「いいね!」、と言っていると思っても、 子どもが望んでいる「いいね!」とちょっとずれている場合があります。 イイね。いいね。良いね。イイネ。 同じ言葉でもこんなに表記の仕方があるように、 大人と子供の求めている「いいね!」は違う可能性があります。 Aちゃんも おうちの人にきっとたくさん、「いいね!」をしてもらっていると思います。 でも、自分の思った「いいね!」とちょっと表記が違うのかもしれません。 ましてや作品を捨てられてしまっては、「いいね!」も消えてしまいます。 そんな様子が、創作中の自信なさげな姿に現れていました。 おうちで、 図工の時間や他の場所で作った作品を 飾ったり、取っておくのなかなか大変です。 アトリエの主宰者としては、 展示期間を決める。 コーナーを決める。 写真に撮る。等 おうちに合った方法で、 子どもが作った作品を迎えてほしいです。 それが同じ「いいね!」の表記になり、 子どもの自信につながるからです。 そして、 これだけはしないでください。 子どもに黙って作品を捨てること。 どんなにほったらかしにしてあっても、 一言声をかけ、おうちの事情もきちんと話してください。 作品の作者(責任者)は子供なのですから。 子どもを作者として尊重するのも大事な「いいね!」です。 Aちゃんはその後、 友達と相談しながら、作品をに手を加え、 楽しそうに創作を進めていました。 なかなか難しことですが、 子どもに出した「いいね!」が 子どもの気持ちと同じ表記の「いいね!」かどうか、 意識してみませんか。 #
by art-ist-tutti
| 2017-03-14 22:11
| こどものアトリエTutti
2017年 02月 11日
久しぶりのブログの投稿です。
今年最初の投稿になります。 新しい年も、新しい出会いがたくさんあるスタートとなりました。 今年もよろしくお願いしますm(_ _)m さて、 相変わらず、アトリエのこども達は、 のびのびと自分のきもちを表現し、 自ら課題に取り組んでいます。 そんなこども達をいつも見守っている、時計が 止まってしまいました。 電池切れです。 あいにく、買い置きがなく、 時計を外したままにしておきました。 アトリエに来るなり、 こども達は口々に、 「あれ?時計は?」 私「電池切れみたい。新しい電池がないから、今日は私が時間を伝えるね」 納得して創作を始めたこども達。 しばらくすると… 「今、何時?」 「あと、どれくらい?」 と、創作中何度も聞いてきました。 そこには、 時間を聞いて、 仕上げにかかる子、 もうひと作品に取りかかる子 年齢に関係なく、 時間を目安に創作する姿がありました。 普段、 時間も関係なく創作している様に見えたので、 この姿は、意外でした。 自分で考えた課題だから、先の見通しがつけられ、キリの良いところがわかるので、限られた時間をいかに有効に使うか、無意識のうちに考えていたんだと思いました。 創作をしながら、時間感覚も身につけていたんですね。 大人でも時間内に目的を達成する、 中々難しいですよね。 でも、アトリエのこども達は 年齢とともに、その感覚を身につけていたんですね、 あって当たり前の様な存在だったモノが 無くなって、思わぬ発見がありました。 こどもの目線から時計を見てみました(^^)
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by art-ist-tutti
| 2017-02-11 15:53
| こどものアトリエTutti
2016年 12月 26日
今年も残すところ1週間足らず、今年のアトリエも今日でおしまい。
この1年間もたくさんの子ども達に出会いました。 今年、特に感じたことは、 「無意識を意識化する、見える化する場所=アトリエ」 課題のない、自由表現のアトリエ。 こども達はその時に自分の気持ちに必要な創作をします。 自分の世界に集中したい時は、細かい細密画や、ミニチュアハウス。 友達とのコミュニケーションを楽しみたい時は、ボードゲームやおみくじ 疲れていれば、それをいやす様に絵の具や粘土にふれ、 イライラしていたら、発散するために釘打ちをしたり、大量の粘土をこねたり・・・。 1人で、時には仲間と。 書きだしたらきりがありません。 時には、こちらがちょっと待って!と言いたくなる行動もあります。 アトリエを水浸しにしたり、画材や道具を色水の中に投げ込んだり。 学校では、注意をされるような行動も。 その度に私は悩みます。 注意すべきか。 これも表現と認めるべきか。 こどもの行動には必ず理由があります。 アトリエを水浸しにしなければいけない理由、 粘土を大量に使わなければいけない理由、 理由があるから勝手にやらせてもいいのか。 ある子どもが、そのような表現を始めた時、 まず留意する事は、他の子の創作の妨げにならないか。 その事を考えて、それぞれの“場“を確保します。 そして、どこまで認めるか、悩んでいる内に、 大抵の子がやりつくし、落ち着いてきて、静かに創作を始めます。 周りの子も、一緒に参加する事もあれば、我関せずと、自分の創作を進める時もあります。 高学年になると、 私に一言「(発散行為を)やってもいいですか」と聞いてくる子もいます。 アトリエは自分の気持ちをストレートに表現できる場として、 学校等ではできない事ができる場を理解しての発言だと思います。 公私の場の区別、大人にも難しいことですよね。 でも子ども達は、高学年に限らず、無意識にやっています。 これはアトリエではOK、他の場は✖とか。 このほかにもこどもが創作を通して、無意識にやっている行為が、多々あります。 その1つをブログで以前紹介しました。 大人になるために、 こども達の無意識な部分を意識化することは大切な事です。 こどもは、自己回復力も、自己肯定感も元々持っています。 成長の段階で、それをどれだけ伸ばせるか、意識化できるか。 子どもに関わる大人達は責任重大です。 アトリエが、こどもの成長に大事な部分の1つを担っていると、 今年は強く感じた1年です。 そして、 多くの子ども達にも体験してほしいと思います。 アトリエに通わなければ体験できないのではなく、 私自身が、アトリエで学んだことを、別の場で、その場にあった方法で伝えていきたい、 そう強く思ってます。 無意識を意識化する、見える化する場であり こどもだけでなく、 大人の居場所としても開放したい。 2017年に向け、こども達にたくさんたくさん背中を押されています。 今年もたくさんの方に支えられ、アトリエ活動をする事ができました。 ありがとうございました。 これからもよろしくおお願いします。 良いお年をお迎えください。 #
by art-ist-tutti
| 2016-12-26 07:52
| 未分類
2016年 12月 11日
クリスマスのワークショップが盛んにおこなわれていますが、
一足先に、来年の干支にちなんだワークショップのご案内です。 「干支のおきあがりこぼし作り」 にわとりの卵よりも一回り小さい卵型の発砲スチロールに、 好きな色のお花紙を貼って、とりをつくります。 模様や羽、トサカは自由にデザイン。 何度倒してもおき上がる「おきあがりこぼし」 七転び八起きの精神、「無病息災」家内安全」の縁起物の一つとして伝えられています。 オリジナルの干支のおきあがりこぼしを作って、 2017年を良いこといっぱいな年にしよう! 日 時:12月17日(土)①13:30~14:30 ②15:00~16:00 場 所:こどものアトリエTutti 参加費:1000円(1人2つ作れます) 対 象:こどもから大人まで(未就学児保護者同伴) ご参加をお待ちしています!! art-ist@jcom.home.ne.jp
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by art-ist-tutti
| 2016-12-11 00:07
| サンデーTUtti
2016年 11月 24日
その子どもは、
作るの大好き!
作りたいものがたくさん。 しかも、完成度の高いものが作りたい。 そのために、 私に、やってもらうのを待っている事が多かった。 少しずつ、少しずつ 出来る事から、 自らやるように促す。 私に作ってもらった、のではなく、 自分で作った感が高まるように。 イメージ通りの画材がなくても、 他の画材で代用出来る事を、 発想の転換 臨機応変 それが出来るように、 代用品での完成度を高め、納得してもらえる作品になるように、私はちょっと手伝う。 発想の転換は、 日常生活でも大切な事。 しばらくアトリエでは、その事の繰り返し。 私が心がけたのは、 創作を通して、 自分でできた感を持ち、それを積み重ねていく事。 予定外の事があっても、どうにかなると、思えるようになる事。 最近、その子は、 周りの子にたくさん刺激をうけ、 アトリエの画材の特徴と、 扱いを体得し、 少しずつ、自分で創作を始める。 そしてついに、 自ら画材を選び、 絵の具を混色し、 自分のイメージを一つ一つ形にしていく。 私の手があくのを待つこともなく、 ひたすら、創作に集中している。 嬉しい瞬間。 我が子が、初めて一歩を踏み出した時の様な 嬉しさじわじわと湧いてくる。 アトリエをやってて良かったと思う瞬間。 子どもの成長は、 行ったり来たりしながら、 螺旋を描くように、上に伸びていく。 きっと、また、私に依存して来る事がある。 でも、今日の事があるから、 今までと変わらず接していける。 また一つ、子どもに教わった。 #
by art-ist-tutti
| 2016-11-24 18:31
| こどものアトリエTutti
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